2011.5.8 帝国ホテル東京
このあたりは、翌々日に大阪でのトークショーがあり、その間にインフォメーションを送ってこられたという慌ただしさ。つまり東京では秋からのツアーはタイガースの歌を歌うことだけは分かり、翌日のインフォメーション情報でサリーさんたちが参加されると分かり、大阪ではもうサリーさんたち参加前提で喋っているという(笑)
震災のこと
「ひとつになろう」といわれているけれど、みんなが同じことをやっていてもだめ。どこも出ていかない。何もしないというのもひとつの方法。
相変わらずの生活を送る人は送らないと国がおかしくなる。
義援金だって、ファンから集めるということはしない。それぞれ自分で出せばいいじゃないかって思う。
ザ・タイガースのこと
ザ・タイガース再結成は「やりたかった」60になる前から自分の中で決めていた。
そのためにはピーを説得しないといけない。たまたま行った自由が丘の居酒屋で店の人からピーが来ると聞いて、偶然を装い再会したいと思っていた。
ところがピーが一番乗り気になった(笑)
かつみは大丈夫だと思っていたが読みきってなかった。
それぞれがそれぞれの人生を一生懸命やってきて、自分たちのやり方や考え方や生き方を知らず知らず見つけてやってきているわけだし、変えることはできない。みんなタイガースをやりたいとは思っているが、やり方が違うだけ。そこは譲れない。
いつになるか分かりませんが、ジュリーはまだまだ諦めてないようでした。
ジュリーの頭の中は今、タイガースのことでいっぱいだそうで、今年の秋からはじまるツアーはタイガースの曲で行くそうです。
ファンとの関係
要領よく好感度を下げていって、嫌われるように(といっても完全に嫌われたくないらしい😅)
選ぶのは皆さん。40年もこうやって元気にやっている人間はいない。病気になるのが普通。(ジブンは)化け物でしょ
こうやって出ていってるのは自分をさらして毎回審査を受けているということで。こんな面白くなくても?ついてくるファンも化け物。ファンという言葉を変えたいくらい。見る方も変わっていかないと。世の中も変わっていくのに。
ファンのためではなく自分のために変わっていく。「応援してあげてんのよ~」というのは嫌。
(今までのジュリーとファンの関係を評して)
これもひとえに私の努力の賜物。会場の拍手を受けて、こういうシラッとした関係がいいんじゃない?とこの友好?な関係の続行を約束して下さりました(笑)
2011.5.10 帝国ホテル大阪
地震直後の自分の心境
悪運強いから大丈夫やと思ってたし。随分落ち着いていた
なので、滞在先のホテルでも停電の中「町内会長」としてみんなをまとめ、落ち着いて過ごすことができたんですね。
売れなくなってきた頃
どうやってやっていったらいいんやろか・・・
その時、マスというものは信じてもいいけど信じ込むもんやない。それに対してミニというものは実のあるもんだなと。悟りテレビの世界から実演の世界に身を移していった。
その際に、捨てるものが非常に多い。一番捨てやすいのはプライド。でも誇りは持ち続けなければいけない。
震災に対する考え
今はいたるところで「がんばろう、日本」とか、「一日も早い復興を」と叫ばれているけれど、
がんばれない人はがんばらない方がいい。それぞれの歩幅があるし、自発的に「前を向いて歩こう」「がんばろう」とか思うのを待たないとだめ。
テレビに取りあげられたりして表に出てくる人は、元気な人だけれど、一方で「やめてください・・・」と心の傷を負ってまだまだ癒えない弱い方々もおられる。
そういう弱い人々にがんばろう!とか励ましてもだめ。
だから、できることなら頑張らせない方がいい。
それに対して、元気というか、被災してない人々は、もちろん支援する、ボランティアする、してもいいけれど、いろんな人がいろんな方法をしたらいい。黙って見ているというのも場合によっては大事。
(芸能人等炊き出しや義援金を送られていることについて)何も出ていかんと何もしないというのも一つの立派な方法だと思っている。
やじろべえだってあるじゃないの。シーソーだってあるじゃないの。だから世の中が持っている。全部おんなじやったら国がおかしくなる。ただみんなが何もしなければやるだろうけど。
仕事に対する姿勢
嫌われてもいいと思ったらなんでもできる。
たとえば100万で仕事が来るとする、気にいらへん。断る。でも世間の常識ある人は気に入らなくてもやるだろう。しかし、気に入らない仕事というのは後で絶対自分に跳ね返ってくる。
ないよりはあった方がいいという考えは間違え。待ってたらいい仕事はくる。
待てない人というのはいつまでたってもヘンな仕事をしている。
みんな待つことしかしない。人間は自分で仕事を作るもの。人がやってないことをやって重宝がられる。
書きながらドキッとしました。この最後の一文、今現在にまさしくぴったり当てはまるというか。
多くの人々が今まで当たり前だった流れがもうストップさせられてるじゃないですか、じゃあそのまま受け身でストップしたままでいいんですか?っていうことですよ。
いろいろニュースを見ていると、じゃあ逆手にとってこうこうやってみようか、とか空いた時間だからこそ考えて気づいて新しい発想で展開していこうとか、そういう方々もおられるわけです。
ジュリーからいただいた大切な格言ですね。
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