鍬で足をケガしてしまったりん父のところをちょうど通りかかった松浪先生
(駆け寄ってケガを見て)
ああこれはひどい・・ちょっと拝見
(松浪先生の手を払いのける弘次郎)鍬の刀がかすっただけだ。ほっといてください
ほっとくわけにはいきません。馬の多い地方は危ないんです。とにかくみせてください
けっこうだ!わたしはあんたの世話にはならん
(苦しみながら立ち上がろうとする弘次郎に手ぬぐいを破って止血しようとする松浪先生)
さあこれで腿をしばって血を止めてください。傷はこっちのほうで・・
(松浪先生を押しのける弘次郎)やめてくれ!わたしは八十は嫌いだ。ましてやそれが娘に妙な知恵を吹き込んで自分の学校に誘いこもうとするやつという卑劣な者ときては、顔を見るのも御免こうむる。手出しは無用。向こうに行ってくれ
(フラフラと変える弘次郎に手ぬぐいを差し出す松浪先生)
武士の心得で血止めはご存じでしょう。わたしも元は武士、己に恥じるような薄汚い生き方だけは断じてしてこなかったつもりです
(あまりの松浪先生の目力にノックアウトされた弘次郎はなされるまま手ぬぐいの止血を施される)
痛いのかい?ほらわたしの肩につかまって・・とうちゃんそんな無理しねえで、ほらここさつかまって
いいから・・・・
とうちゃん!(りんの肩に手をやる松浪先生)先生!
わたしはこれからちょっと行かなくてはならないところがあるから。いいかい、家に帰ったらお父さんを寝かせて医者を呼びなさい。いいかげんな手当てですまさないようにいいね。さ、お父さんの後についていきなさい
はいっ
(りんを見届け翻ってかけだす松浪先生)
医者の手当てにもかかわらず、夜になって高熱が出てきた弘次郎
再び医者を呼びに行こうと家をとびだしたりんの先に馬に乗った松浪先生がっ!
松浪先生!
どうしたんだ今頃?お父さんに何か?
熱出したんです高い熱。だからこれから医者さま呼びに
やっぱり・・そんなことになるんじゃないかと思って福島まで行って傷に効く薬を買ってきた
福島まで薬を?
医者は近く?
この先
一緒に行こう。さ、お乗りなさい
はいっ
(馬に乗せられて松浪先生と一緒に行くりん※暗すぎて体の輪郭しか見えてません(-_-))
はいっ
松浪先生はオランダ医学の勉強もなさった方だから
少しだけね。いいかい、この布に薬をこういうふうにたっぷりと塗って
わたしが手当てをしてさしあげれば一番いいんだが、お父さんの気持ちは・・・
夜通しで弘次郎の看病をするりん。外に出て湿布?を洗っていると松浪先生が寄ってくる
まだ・・・
そう・・・わたしの言ったとおりにしてますね
はい
うん。何か変わったことがあったらわたしに知らせるように。起きてますから
はい
(去っていく松浪先生)
朝が来て、家を飛び出すりん。バンとぶつかったお胸は松浪先生だった
どうした?お父さんに変わったことが??
そうでないの。下がったんです父ちゃんの熱下がったんです!痛みも軽くなったって。良くなったんです先生!父ちゃん助かったんです!!
(安堵の表情を浮かべる松浪先生(*´ω`*)
よかった・・・よかったね
先生、ありがとうございました!
もう大丈夫だと思うけど、後は大事になさい。薬を続けて
先生、父さんに会ってください
本当はお父さんにお会いして、お話するためにやって来たんだけども、体の方がもう少ししっかりなさるまで遠慮しておこう。今日はひとまず帰ります。薬のことは黙っているように
先生、ありがとうございました
(ほほえみうなづく松浪先生)
夜、部屋で縫物をしながらふと馬に乗らされた時の情景を思い出しているりん。もうああやって手を差し出されて一緒に馬に乗ったことを思い出してハアアとするのは間違いなく恋していますりんちゃん💗
さあ一緒に行こう。お乗りなさい
数日後?伝道集会場で相撲で遊んでいる松浪先生と中河と子供たち
中河が子供に押し出されて、思わずつかんだ足が、なんと弘次郎だった・・・
わずか15分で8シーンも登場してくださった松浪先生(*´Д`)
ほんま自粛生活でこれはありがたいこと極まりないですな。
もうりん父にわたしは元武士だと告るシーンの表情なんて最強じゃないですか。一気にテンションが上がったことは言うまでもありません。絵で描くとロクなものにしかならないけどw
それにしても弘次郎さん・・・外出歩けないんじゃあ😅
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