はね駒(24)~本日の松浪先生~

JULIE

このドラマあるある前回とだぶることなく、その後集会場の中に弘次郎を迎え入れるところからはじまり

自分の怪我に対する松浪への働きを知ってか知らずか、やっと歩ける足で弘次郎が松浪を訪ねて集会場に来たのです

いや、気づいてないと足引きずってまでこないような😅ま、いいや

それで、わたしにお話しとは?

武術は何をやりますか?

え??

おととい腕をつかまれて、不覚にも動けなかった。怪我をしたからと言い訳はしたくない。武芸一般かなりの腕と見受けられるが、何を修められた?

(眼力にノックアウトされて動けなかったんじゃなかったんだと残念がる松浪ファンw)

(笑)なんのお話かと思えば・・・もう昔のことは忘れました

忘れて八十に入られたのか?

そうです

なぜ?なぜ武士の魂を捨てて八十などに?

武士の魂を捨ててはおりません。キリストの教えと武士道の精神は通ずるものがあると思いました

そんなバカな

人を斬るばかりが武士道ではありますまい。わが身を盾として正義と他の人々を守るのが武士道の根本精神とするなら、キリスト教の「すべての人を愛し、己に厳しく他人の罪を許し、貧しさに喜びを見出す」この精神と武士道の精神とは誠に相通ずるものがあるのです

都合の良い解釈だ。武士道の根本精神の一番大きなものを忘れている。仕えている主人、君主に対する忠誠はどこにいった?八十に忠義忠誠はあるまい

それが神への信仰です。キリストへの信頼です。人間を越えた、人間の及び難い大いなるものへの忠誠です
(お茶を淹れながら)
橘さんは二本松藩士として最後まで薩長と戦ったと聞いておりますが、橘さん、わたしも徳川方の武士として長州征伐に参加し戦った人間なんですよ

長州征伐に?

 徳川に忠誠を誓い、その不滅を信じていた若者でした。武道に励み孔子の教えに親しみ諸葛孔明に憧れた血の熱い少年だったんです。まさかその自分の目の前で徳川300年の歴史が音を立てて崩れていくのを見ようとは夢にも思いませんでしたね

・・・

純粋に心から信じていたものがなくなり、これからどうやって生きていったらいいのか、随分長い間迷い悩みました。しかし考えてみれば同じ人間でありながら上下をつけて主人だ家来だといっていることがそもそもおかしい。一人の主人を敬い守るために命を投げ出すよりお互いのために、お互いの幸せを守るために生きる。それが本当の人間の生き方だと思います。それを教えてくれたのがキリスト教の「神を畏れて人を恐れず」の精神でした。それを知った時、急に目の前が開ける思いがして、これで生きていけると思いました
(この時ふと見上げた横顔の美しいこと(*´Д`)

(お茶を目の前に差し出す松浪先生)どうぞ

いや、茶は結構です(立ち上がる)

そうおっしゃらずに

なぜかこの間はカットされていて弘次郎の目の前にお茶が置かれている

我田引水ですが、わたしの淹れた茶は外国の御婦人方にもなかなか評判がいいんですよ

・・・・

いやもっとも、わたしの学校の先生方ですがね

あなたの学校では男が異人の女に茶坊主のような真似をするわけですか?

茶坊主というわけでなく、手がすいたものは誰でも茶を淹れることになってます

八十の女学校というのはそういうところですか

!!誠に端的なご指摘をいただいて、わたしは今更のごとく気がつきました。おっしゃるとおりです。ただしキリスト教精神を基本としてという一条を加えねばなりません。正しく申し上げるなら、人間として互いに思いやり助け合い正しく生きていくための知恵を学ぶ。これが我が東北女学校の建学の精神です。男子に比べて今までおろそかにされていた女子の教育をそういう精神で行っています。子供を産み育てる女性に、男子に劣らない豊かな教養をつけてもらいたいという願いを込めて幅広く厳しい教育を行っていますから、いい加減な気持ちで入学した者は自分から脱落していくんです。そういう学校です。分かっていただけますか?

・・・・

(無言で立ち上がった弘次郎)
ああ、肝心なことを忘れていた。わたしの不注意からできたこの傷のためにいろいろご面倒をかけ誠にかたじけなかった。改めて御礼申し上げる

御存じでしたか。余計なことをしてまたご気分を害されたのではないかな?おりんさんには黙っているようにと言っておいたんですが

そのくらいの事の察しがつかぬようでは。それに家には大声で内緒話をする女がいますから

(笑)

邪魔をしました

(静かに見送る松浪先生)

ほとんど無言で松浪先生の話を聞く弘次郎さんでしたが、その表情だけで松浪先生を許すというのか、徐々にキリスト教の精神を理解されていることが分かりましたね。この会話がなければ後のりんちゃんが女学校に受験行くことも無理無理止めていただろうし、まさに運命の分かれ道が知らないところで作られていたというね。

「お互いのためにお互いの幸せを守るために生きる」この精神は人として生きる上において時代変わらずとてもとても大切なことですね。

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