以前二度ほど梅花の撮影目的で参拝させていただきましたが、今回はただ参拝目的ということで、広い境内をゆっくり見て回りました。
アクセス
市内中心部から北西に位置しますが、バス路線が豊富にありますし、停留所の前が鳥居ですので不便さは感じません。
TEL 075-461-0005
【市バス】 北野天満宮前下車すぐ
【楼門の開門時間】 4月~9月・・・5時~18時
10月~3月・・・5時30分~17時30分
参拝所要時間
約40分~50分 境内は多くの見る場所がありますのと、梅が咲いている時期ですとこれくらいの時間は必要だと思います。梅苑や御土居も含めますと滞在時間はもっと伸びるでしょう
御祭神
菅原道真公
中将殿(道真公の御子息)
吉祥女(道真公御夫人)
御由緒
北野は平安京の守護をつかさどる四方(北東・北西・南東・南西)の北西「乾」の地として大変重要な場所であり、ここに天地すべての神々天神地祇をおまつりした地主社が建てられました。そして、日・月・星の運行が天皇・国家・国民の平和と安寧にかかわるとされる「三辰信仰」と結びついて「天のエネルギーが満ちる聖地」として篤く信仰されるようになりました。その後天暦元年(947)、道真公の御霊をお祀りすることによって霊験が増し、「天神信仰の発祥の地」と呼ばれるようになり、全国一万二千社ある天神社の総本社として崇敬されています。
道真公の御神徳
道真公は「和魂漢才」の精神(自国の歴史と文化にしっかりとした誇りを持ち、他国の文化も受けいれる寛容さのこと)で誠の心を以って学業に勤しまれたことから、人々の心の支えとなる霊験あらたかな神様として奉祀されています。
- 農耕の神
- 正直・至誠の神
- 冤罪を晴らす神
- 学問・和歌・連歌の神
- 渡唐(ととう)天神
- 芸能の神
- 厄除の神
これだけでなく、ご神徳は多岐にわたり各地で「天神さま」をお祀りされるようになりました。人々の道真公への多大な尊敬の念が分かりますね。
境内
社殿
御本殿は豊臣秀吉公の遺命により豊臣秀頼公が慶長12年(1607)に造営されたものです。拝殿と本殿の間には石の間という二つの建物を接続する建物があり、権現造の特徴となっています。
拝殿で参拝させていただいた後は是非、社殿の側面に進みこの場所を訪れてみましょう(東西二か所あります)少しだけ中を見ることができますし、本殿にも近いことから道真公のパワーが放出されているような気を感じられました。
三光門
三光とは、日、月、星の意味で、梁の間に彫刻があることが名の由来ですが、星の彫刻だけが見られないともいわれています。その理由は、かつて朝廷があった大極殿から望むとちょうどこの門の上に北極星が輝くことから。天空と一つになって平安京を守っていた場所がこの北野の地なのです。この伝説は「星欠けの三光門」として今も当宮の七不思議に数えられています。
北野天満宮公式サイトより
同じ境内でもこの門をくぐった瞬間、それまでは特に普通だったんですが一気に御神気が変わりましたね🔥
境内はたくさん見どころがあったのですが、ここは・・・と思われるものだけ取り上げさせていただきます。
大杉社
北野天満宮の御神木。室町時代の書物にはすでに二又の杉の巨木が描かれてることから、樹齢一千年以上だと思われるそうです。後に落雷によって根幹を残すのみとなりましたが、この写真の他の木の幹と比べても別格さがわかりますね。
御后三柱(ごこうのみはしら)
御祭神
天穂日命(あめのほひのみこと)・・・道真公の遠い祖先の神様。出雲大社の宮司の祖先の神様でもありますね
菅原清公卿・・・道真公の祖父
菅原是善卿・・・道真公の父
御神徳・・・学徳成就
牛社
北野天満宮は平安京の北西(乾)の位置にあり、この牛社は境内のさらに乾にあたります。古くからひとつのお願いが必ずかなうという「一願成就」の信仰があります。境内にはたくさんの「牛の像」がありますが、ここで祀られている牛が最も古いものだそうです。
地主(じぬし)神社
天満宮創建以前よりこの地に鎮座していた神社です。
招福・交通安全・諸願成就のご神徳があります。
御祭神
天神地祇(てんじんちぎ)・・・日本国内に祭られたすべての神々
(相殿)いずれも道真公の血縁者
・敦実親王(あつみしんのう)
・斎世親王(ときよしんのう)
・源英明朝臣(みなもとひであきらあそん)
御朱印
御朱印は三光門をくぐった右横の授与所にていただけます。
授与時間は9時~17時 初穂料300円
書き置きの御朱印の種類も多いですね。
参拝後記
北野天満宮は3回目の参拝でしたが、以前は梅花の時期でたくさんの梅花を撮らせていただきました。今回はタイミングで時期がすぎてしまいましたが、過去2度で気づかなかったお社を巡ることができてよかったです。三光門をくぐると、天満宮独特のご神気というか、眉間あたりがジワッとしびれるような感覚がありました。その「ジワッ」というのがわたしの道真公だな、という基準です(笑)境内には、今までに意識して参拝した中ではもっとも多くの摂末社があり、こうやって調べながら書いていて、見落としている末社もありましたので、今度はそこもお参りさせていただき、また新緑の時期か梅の時期に訪れさせていただきたいと思いました。
公式サイト
北野天満宮
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