中島:LPが「CO-CóLO」って読むんですって。「こころ」(※「心」発音)かと思ったら「CO-CóLO」なんですね。
沢田:どっちでもいいんですけど
中島:どっちでも?
沢田:どっちでも
中島:ああ、そうですか。ちなみにいっぺんご自分で読んでみていただけますか?
沢田:コッコロ
中島:ほらな(笑)ちょっと違うんだなやっぱりねいろいろ含みがあるわけだ。そういうことで6月25日オンセール。まだ店に行っても買えねーんだぞ。中島さんはここに持っているだぞーとか思うわけなんですけど。サブタイトルがついてます。これはサブタイトルってことなんですか?
沢田:そうですね
中島:「夜のみだらな鳥達」ということで、ジャケットに写真がないんですよね。写真って顔写真がないんですよ。
沢田:僕のね。そうなんです
中島:珍しいですね。初めて?
沢田:初めてですね。考えてみたら
中島:ちょっとこの文字のアレンジが顔みたいにみえないでもない
沢田:顔みたいにみえないでもない
中島:中のほうにレコードのいろいろな歌詞カードとか写真が出てますから安心してください。ではこの「CO-CóLO」(笑)ちなみにレコードのタイトルだけじゃなくて、バンドの名前でもあって会社の名前でもあって、それ以外に新しいメニューの名前とか他にも名前つけました?犬の名前とか?(笑)
沢田:どんどんつけてください
中島:ということでバンドを新しく組んだんですよね。ツアーもはじまるからこのバンドと一緒に回る
沢田:そうです
中島:レコーディングメンバーがこのままツアーに行くんですか?
沢田:そうです。音楽的なことは全部このメンバーでやろうっていう
中島:豪勢ですね。見た感じ。どの写真見た時だったかな。歌詞カードの写真をバッと見た時かな、6名が一緒に写ってる。誰がピックアップって感じに見えないんですよね。それぞれがピックアップって見えるということは、バンドっていうひとかたまりのじゃなくてね、やっぱり「男たちの」っていう風に私には見えるんですけども、バンドの中のリードボーカルっていうのは敢えて選んだんだのですか?自分のバックバンドじゃなく?
沢田:そうですね。
中島:バンドリーダーというわけではない?
沢田:バンドリーダーはチトさんですね。
中島:チト河内さん、この方も面白いですもんね。でもってこの写真なんか歌ってる風景で。これレコーディングの時の写真ですか?
沢田:そうですね。
中島:なかなかみんないい歳の人たちなんだけど(笑)少年してるんです。これがいいんです。この写真見てほしい!これ歌詞カードだよね。この歌詞カードの写真を見てほしい是非。このおじさんがね、絶対少年なんだ。ここのところがですね絶対いいと思うわけなんですけども、歌詞も曲も沢田さんが書いている曲もあって、あとメンバー・・・
沢田:曲は全部メンバーです。
中島:なぜか作詞に浅川マキさんがいるんですね。どうしてまたとか、お知り合いですか?
沢田:チトさんが知り合いでね。
中島:あっ、そのノリで
沢田:うん
中島:あたしビックリしたもん、歌詞カードバッと見て。浅川・・エーッどうしちゃったの?みたいな
沢田:ご存じですか?浅川マキさん
中島:カメラマンがね浅川さんをずーっと撮ってきた人なんですよね。
沢田:へえーっ、ああそう・・
中島:時たまカメラマンを介して浅川さんに会う時があるんで、一般にレコードから見られるくら~いイメージだけじゃなくてかわいい感じもある人だなあって内心思うとこもあるわけだけど。お会いしました浅川さんと?
沢田:はい
中島:どんな感じに見えました?
沢田:「いやもう私恥ずかしいわ。私恥ずかしい」こういうことしか言わない人です。「いや本当にいいのかしら」とか言いながら。それでもレコーディングしている時に電話かかってきて、僕じゃないつもりでかけたらしくてたまたま僕が取って、「ああ沢田です」って言ったら「エエッ!!もうどうしよう」って言いながら30分話してたっていう(笑)面白い人ですね。
中島:かわいくてタフな人ですね。あの人もやっぱりね。
えーと「ドシャ降り、抜けて・・・」って先にかかった曲は、作詞が大輪さん。ガラスの向こうに今いらっしゃるんですけど、キャニオンレコードで昔私お会いしたんですよね。どこかで見た顔だなって思って(笑)で、作曲が篠原さん。メンバーの方ですね。
で、沢田さんも作詞が・・・
沢田:3曲かな。
中島:3曲ですね。作曲もあって。これはLP用に書いた曲ですか?それとも持ってた曲ですか?
沢田:僕のやつは持ってた曲。
中島:時期を待っていたというか?
沢田:そうですね。今回みんな好きなやつ出そうってんで、僕6曲出したうちね2曲しか受かりませんでした(笑)
中島:(笑)今のひとことが物語ってるでしょ。だから6人がみんな写ってるね「6曲出して2曲しかとってもらえなかった」これがですね物語ってると思うわけなんだわ。
で、ツアーに行ってもきっとねごはん食べたりする時なんかも、奪い合わないとごはん当たらないんだろうなとあたしは思うよ。このノリでいくとね
沢田:そうですよね
中島:だいたいタレントのところに無難に一揃え回ってくるもんですけど、こういうメンバーで行くともたもたしてるとごはん当たらないですね
沢田:そうですね。ちょうどいいんですよ太らなくて(笑)
中島:いやハッハッハッ(笑)
で、日程表があったんだよ。東京からスタートなんですよね。
プレッシャー大きくないですか東京からスタートって。私やだわこういうの。
沢田:ああ・・・これも慣れじゃないのかな?
中島:そうですか。東京の時って評論家の人がいっぱい来るからやだ。
沢田:そうそう。
中島:で、その東京の一本だけを見て全部見たようなことを書くからやだ。
沢田:そうだね。それは言えてる。
中島:書くなら全部見てから書いてほしい。
沢田:(笑)
中島:って思ってしまう。東京から7月7日から、なんと七夕から東京4本やってそれから名古屋、大阪、北海道と続けてやっていくわけで、最後は9月25日でありますが、このクソ暑い7月8月9月のツアーですね。
沢田:そう
中島:暑い時に大変ですわこれは。
沢田:いつも暑い時にやってるの。
中島:あっ、そうなんですか
沢田:いつも
中島:暑いの平気ですか?
沢田:平気
中島:汗かくの好き?
沢田:うん
中島:いいですねえ。健康にはいいんでしょうね。
沢田:いいですよ
中島:いいですねえ。あせもには気を付けてください
沢田:(笑)はい。
中島:松山行くんだぁ、松山市民会館。あたし行ったよねー松山。
あそこは気を付けたほうがいいですよ。
沢田:なんで?
中島:この間コンサートに行ってね、そこまではワアーッと盛り上がってアンコールでしっとりとまとめるはずだったんですよ。他の会場はみんな分かってくれました。アンコールになった時にはシーンと。「いい曲だったわあ」で終わりました。松山だけ、ちなみに3拍子の曲だったのアンコール。「この空を飛べたら」。「空を飛ぼうなんて」っていう詞がきました。3拍子で(手拍子)「そらをとぼーなんてえ~~~」これですね。その間に頼むから手を揉むな。打った間に手を揉むな。3千人が。松山は気を付けたほうがいいですよ。アンコールの曲もし3拍子だったらですね変えたほうがいいですよ。
沢田:(笑)
中島:あたしどうしようかと思いましたもん。自分でギター弾きながら「この曲なんとか4拍子に変えられないかなあ」って思って(笑)考えているうちに終わっちゃいましたもんね。
沢田:そうですか
中島:終わりが神奈川なんですよね。
沢田:そうです
中島:何が楽しみでツアーするんですか?
沢田:歌ってればシアワセ
中島:そうですか?
沢田:そうですよ
中島:うちなんか最後に沖縄あるから泳げるから楽しみ
沢田:沖縄行くんですか?
中島:終わりましたけれどもね。だいたい春から始まってツアースケジュールをみんなにパッと渡した時にみんな最後のとこしか見ませんもん。沖縄行ける。今から海パン買っておこう。これだけを励みに、中島が何を間違ったってかまわん許せる。那覇が待っている。この楽しみがないんですもんね
沢田:楽しみっていえば毎晩宴会ってやつですね
中島:ああ、毎晩宴会・・・(笑)酒強そうな顔ぶれ。スゴイよこれ
沢田:実際はそんな強い人はいませんね。
中島:そうですか?
沢田:うん
中島:少量の酒でも楽しめる。
沢田:うん。ただ時間をかけて飲むねみんな
中島:鍋島のネコみたいなもんですか?
沢田:だから「あとあと30分・・」って泣きが入るってやつね(笑)「もう1杯もう一杯だけ・・・」(笑)
中島:ねっちり酒だ(爆)「一気」とかいうあのノリはもう・・・
沢田:そのノリはもう体力的に受け付けない
中島:(笑)とか言いつつ結局朝になるんです。気をつけたほうがいいんです。一気一気がないんなら俺もいけそうと思わずついていくとですね最後に尻の下で寝そべっているというバカになってしまうわけですね。
PAがなんとケンケンなんですってね。
沢田:そう、今度から再び
中島:たまんなーい。再び‥昔もケンケンだったっという?
沢田:そう。昔はソロになってしばらくたったらずっとケンケンだった。ケンケンが一番長い
中島:あののほほんとした感じが
沢田:「マイク何使うんですかぁ?」
中島:そうそうそういう感じ
沢田:「なんかいいのある?」って言ったら「今度持ってきまぁす」(笑)
中島:そうなんだか頼りになるんだかならないんだかわからないけど。いないかと思ったら後ろに立ってる
沢田:それでニコーッて笑ってる(笑)
中島:そうそうそう(笑)ケンケンの噂をする時は回りをよーく見てからしたほうがいいんですよね。足音立てないですからあの人
あの人ともずーっと出会ってからわたしどっかでこの顔見たことあるなって思ってて、今日はっと思い当たった。岸田今日子さんに似てるんだ。
沢田:うーん・・・金魚鉢の向こうでスゴイ(スタッフの笑が)
中島:笑いが地響してここまで伝わってきましたけど。あの目元口元。あの喋り方あのノリ。
沢田:そう「大奥では・・」みたいな(笑)
中島:(笑)これは、ケンケンのイメージが湧かない方、今度からそう思ってください。沢田研二さんのコンサートに行ったらPAのところに行って「ああ岸田今日子さんが座っている」って楽しんでみていただきたい。
さあて、紹介する予定の事は私みんな喋ったつもりだけども、あの抜けてんぞってことがあったらなんなりと
沢田:いや、もう全然
中島:だいたい沢田研二さんといえばですね、天下の二枚目。神秘の二枚目としてですね、日本のポップスを席捲してきた人であります。何を隠そう私は何年か前にはじめて大阪のラジオのゲストでお会いした時にですね「ああ、すごい。もう金のシャチホコがあそこに立っている」と思うくらいですね緊張してしまって
沢田:(笑)シャチホコですか・・・(笑)
中島:もうオクターブ上がってしまって何をしゃべったか覚えてないって感じだったんですけどもですね。今日はゲストじゃなくて「オールナイトニッポン」といういつもやっている番組だから結構喋ってますけどもね。喋らないと入江さんが始末書になりますから喋ってますけど。これで家に帰ったらあたしあのぉ布団かぶって寝て10分くらいすると「オオオーーーーッ!!!!」とか思って知り合いに電話するんですよきっと。と思うぐらいなんですけど、この方が、天下の二枚目が「ニラ納豆豆腐」っていう話になっちゃうわけ。わかんないぞ。人間はわかんないもんだぞ。この人から「ニラ納豆豆腐」あのちなみにニラと納豆と・・
沢田:お豆腐を味噌を入れた鍋で煮込むと、そうするとこのスタジオ中がもう雑巾くさくなる(笑)
中島:ワレと思うものは是非やってみていただきたい。でもきっとやるのよね。きっとやるのよ(笑)その色彩も実も楽しみなものにレポートお待ちしてます。
(ツアーの紹介)お体を整えてらっしゃると思うんですけども、お元気で頑張ってください。
沢田:はい。頑張ります。
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