嵐山神社巡りの締めくくりとして、梅宮大社に参拝させていただきました。
ここはかつてスーパーに行くために何度か渡ったことのある橋。懐かしいですね~
アクセス・所要時間
所在地 京都府京都市右京区梅津フケノ川町30
TEL 075-861-2730
【松尾大社大鳥居より】徒歩約10分
【バス】「梅ノ宮神宮前」下車徒歩2分
参拝所要時間は境内のみならそれほど大きくはないので10分くらいですが、神苑があり有料で庭園散策ができます。時間は9時~17時まで。拝観料は大人600円、子人400円です。今年は例年より半月ばかり梅の咲きがはやかったということで、当日(3月6日)訪ねたところ見ごろはほぼ終了しているとのことで拝観はいたしませんでした。
御由緒
およそ1300年前、橘氏の祖先が山城国、現在の綴喜(つづき)郡井手町に橘氏一門の氏神としてお祀りされたのがはじまりとされます。その後、聖武天皇の皇后・光明皇后がお祀りされ度々地を移されたようですが、嵯峨天皇の皇后・橘嘉智子(たちばなのかちし・壇林皇后)により現在地に移し祀られたとされます。
御祭神
御祭神は本殿4柱・相殿4柱の計8柱です。
本殿
- 酒解神(さかとけのかみ)・・・当社では大山祇神(おおやまずみのかみ)とされ、酒造の守護神
- 酒解子神(さかとけこのかみ)・・・ 木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)とされ、オオヤマズミ様の娘、ニニギ様とはご夫婦の間柄です。
- 大若子神(おおわくこのかみ) ・・・瓊々杵尊(ににぎのみこと)とされ、オオヤマズミ様の娘婿にあたります
- 小若子神(こわくこのかみ)・・・ 彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)にあたります。ニニギ様とコノハナノサクヤヒメ様の御子で「山幸彦」とも呼ばれますね。
相殿
- 嵯峨天皇 ・・・第52代天皇。
- 橘嘉智子(たちばなのかちし・檀林(だんりん)皇后)・・・ 嵯峨天皇皇后。社伝では、皇子が産まれないことを憂い、梅宮大社に祈願したところ仁明天皇を授かったと伝えられ、その伝承に因んで現在も子授け・安産の神として信仰されています。
- 仁明(にんみょう)天皇 ・・・第54代天皇で、嵯峨天皇皇子。
- 橘清友公 ・・・橘嘉智子の父。
なぜ「梅」なのか
梅は古来中国より伝来し、花の美しさと香が賞され、実は薬用として珍重されました。当社の祭神木花咲耶姫命の木花は梅花の雅称であり、子宝を授かる産と梅が合わせられ梅宮の神花は創設以来、梅となって居ります。 -梅宮大社由緒略記より-
木花咲耶姫様はニニギ様の御子を一夜にしてもうけ、一夜では早すぎると疑ったニニギ様の疑いを晴らすべく、戸のない室屋を作って自身に火を放たれましたが、火焔の中で無事に御子を出産され、安産の神様として厚く信心されるようになりました。
なぜオオヤマズミ様は酒造の神様なのか
オオヤマヅミ様はコノハナノサクヤ姫様の無事の御出産を非常に喜ばれ、狭名田(サナダ)の茂穂で「天甜酒(アメノタムサケ)」を造ってお祝いされたとされます。このことから最初に穀物から酒を造られたということで酒造りの神様ということなんですね。
御朱印
授与時間は9時~15時ですが、女性の宮司さんおひとりでやられているので、祭事や昼時などいらっしゃらないこともあるかもしれませんね。番号札はなく、御朱印帳を受け取られたら一度このように窓口を閉められ、奥で書いていただいた後、渡していただく感じです。初穂料は300円で渡していただいた時にお支払いします。(梅宮大社の御朱印帳もあるようです)
岩合光昭さんが取り上げた「ツキ」
社務所で御朱印を書いていただくのを待っていると、横の軒先で寝ている猫が・・・
もうすぐわかりました、以前NHKの番組「岩合光昭の世界ネコ歩き 京都編」に登場した「ツキ」です。当時はこのツキは他のネコとは違うオーラを感じ、「ねこの京都」という本も購入したほど。
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実は、嵐山神社巡りということで神様主体で梅宮大社のネコのことは半ば忘れており、ツキの名前はすっかり忘れていたのですが、御朱印待っているとスッと名前が降りてきました。寝ながらも伝えてくれたのでしょうか(笑)
NHKドキュメンタリー
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2592/2665846/index.html
参拝後記
ネコ歩き放送直後、是非行きたいと思っていましたが、3年くらい時がたち、ネコたち共々半ば忘れてしまっていました。ですので、今回のマイブームで思い切って参拝させてもらってよかったと思います。
楼門をくぐると、少し緊張感があった松尾大社とまた違い穏やかな空気が流れていました。居心地よく、10分くらいあれば十分だと思いますが、20分近く居させていただきました。またネコたちに会いに、今度は神苑も入らせてもらっての参拝ができたらと思っております。
公式サイト
梅宮大社
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