島英二さんのジュリー話 

JULIE
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7月20日に放送された鎌倉FM 「いざ鎌倉!Sea side Rock City」という番組にてワイルドワンズの島英二さんが沢田さんのことについてお話されている音源をいただきましたので書き起こしさせていただきます。沢田さんに身近な方なので、それだけ沢田さんの人柄を分かってくださっていて、真摯に語ってくださっている素敵な御方です。

どうでもいい話ですが、いつか忘れましたがフォーラムの帰り際たまたま目の前に島さんとスタッフの方?が歩いておられて背が高くてスラッとされておられてわあ~カッコエエなあと思いました💗なので音源聴きながら、いやいや島さんも劣らず素敵ですからあ、とツッコミを入れながらですね(笑)

今回は他のGSバンド、特にタイガースとのかかわりについてお伺いしたいんですけど、どういう関係で?

島:ま、あのワイルドワンズがちょっと先輩なんですよね。それでデビューしてて、それでツアーとかいろいろ地方公演に行った時に大阪へ寄って、大阪の「ナンバ一番」という所に出た時にね、実は東京に行ってデビューするのが決まっているという関西ではとっても人気のある「ファニーズ」というグループがちょっとご挨拶に来てるから休憩時間にちょっと会ってみましょうとマネージャーに言われて、会って。皆さんお揃いでユニフォーム着てね、ベージュのミニタリールックみたいなジャケット着てて、背が高くて細くてみんなね。カッコイイなって思った。ちょっと若いんですよね。
その時にファニーズと会って、細かい名前とか全然喋らないからみんなね。「今度デビューします。よろしくお願いします」「いやいや、そんな先輩じゃないよ。ほとんど一緒なんだから」
それで班が渡辺プロの中でもいろいろあるんだけども、池田班、池田ミチオさんという方がチーフでいらっしゃいましてね、そこにうちのマネージャーはシオザキマネージャー、ファニーズには中井国二というマネージャーがつくことが分かってたんで、じゃほとんど兄弟ですね。
で、その会った時に僕がたまたまお菓子を持ってたんですよ。多分ファンの方にいただいたかなんかかな。ちょっと開けたりして食べていたものを、せんべいかなんかそれを持っていたから、そこ(ファニーズ)のところに行ってメンバーの方に「もしよかったらこれ食べてくれません?一緒に食べましょうよ」
それをジュリーがずっと覚えてて、ジュリワン、JULIE with the WILD ONESでコンサートをやった時に、何かの話の時に
「僕覚えてるんですよ。島さんがね優しくね東京弁でね「おせんべいどうぞ」って言ってくれたんですよ」って(笑)それをねすーごく覚えてて、いつか言おうと思っていたらしくて、それを結構いろんな所へいって喋っているみたい(笑)

私の記憶によると島さんが東京弁で「君たち、食べない?」と言われて、わあっ、東京の人だ・・・と思ったそうな。おせんべいじゃなくお菓子でしたわ(笑)

彼はなかなかとってもきちんとした人で、ジュリー、タイガースとはほとんど兄弟バンド、渡辺プロ、ましてや班も一緒ということでツアーも行きましたからね。一緒に回ってました。バスツアーなんかいってもね楽しかったしね。

ジュリワンの時でもねジュリーはすごく気を遣う人で、ほとんどワイルドワンズと一緒ですがジュリーの方がどっちかというと座長ですからね。そんな時でもいろんなところで
「ここ行ったらこれが美味しいんや。あっち行ったらこれが美味しいんや」←ジュリーの言い方真似をしたつもりで喋る島さんの関西弁カワエエwwって言って結構ご馳走になりましたよ。「これみんなで割り勘でいこうよ」って言ったら「いやいやいや」
そしてジュリーがさ、よく食べるんだよね
刺身なんか残っているツマを最後の大根一本まで食べるのよ。キレイにするわけ。
それで撮影かなんかあった時に、楽屋で二人になった時に💗
「ジュリーってさ、趣味何なの?」
しばらく考えていて

「僕はやっぱり食べることかなあ。美味しくいただけることが趣味なんだよ」
「ああ、いいねー」って、それで「島君なんなの?」あっ、「島さん」か。僕ちょっとくらいしか(年齢が)変わらないんで「島君」でいいんだけど、「島さんは?」って言われて「テニスやってましたよね?」「テニス今はあんまりやってないけども、蒸気船作ったりなんかしてるんだ」
「はあっ!!!!????」

(島さんの沢田さんん驚き表現にスタジオ一斉爆笑www)

自分には全然ない世界で面白く聞いてくれましたけどね。

島さんは沢田さんのことは「ジュリー」って呼んでるんですか?

島:僕は「ジュリー」あと「沢田君」とも呼ぶ。
「近代映画」って雑誌があってね、そこに質問があって「もし変われるのであれば何に変わりたいですか?」というコーナーがあった。僕「一週間のうち三日間沢田研二になる。四日間加山雄三になりたい」って。それを沢田君に言ったのね。
「ホンマカイナ」って(笑)「僕は見てて羨ましいなって。素晴らしい才能だし綺麗だし歌は上手いしね。説得力があってすごいなと思ってるよ」って。

これはジュリワンの時の「徹子の部屋」にて島さん仰ってましたね(*^^*)

沢田研二さんは武道館にも出てくれましたよね。

島:はい。友情出演ですよね。

その時も何かお話されました?

島:あのね、リハーサル終わって着替えて、僕たちも気になって客席へ行ってカーテンからのぞくんですよ。どのくらい入ってるかな?って。そしたらジュリーがね、見に行ってくれたんでしょう。楽屋へ飛んで来て「みんなスゴイよ!満員だよ。ヨカッタアアア」って言ってくれて。彼は本当にお祝いしてくれてね。加瀬さんとステージ上で抱き合ってましたけどね。
そして終わって、関係者と乾杯ですよね。ありがとうございましたって。打ち上げルームがあって、そこへ行く時もね、僕たちも着替えて一番最後に入るんだけど、ジュリーもいたんだけど、ジュリーは中に入らないの。
何かと思ったら、来てくれたお客様とか関係者に案内するために入口に立ってるの。で、きちーんとやってみんな入った時に、入口の一番近い所に立っている。彼ってそういう人なんですよ。「こっちへ来る?」って言っても
「いや、今日はいいですいいです。大丈夫です大丈夫です」

自分が主役じゃない時は裏方に徹するんですね

島:それとあともう一つ、その流れかなって思ったんだけども、沢田研二と内田裕也と加瀬邦彦の3人のツアーがあったでしょ。あれもやっぱりそういう人なんだよね。何かお世話になった人でいつか何かの形でお礼がしたい。ケジメをつけるのが彼だと思うのね。沢田研二っていうのは。それで全国何か所かで回ったツアーで加瀬さんにお礼がしたい、内田裕也さんにお礼がしたいちゃんとやりたいという。ちゃんと持ち上げてそういうツアーをしたという。東京に観に行ったけど、きっとこれは感謝の気持ちのステージなんだなあって。彼は本当に律儀なスゲエ奴。

ファンをさせてもらって、一応沢田さんのお人柄は分かっているつもりですが、こうやって立てられる(褒められる)と自分のことのようにうれしい気持ちになりますね(*^^*)
食べることが趣味だとか、律儀で義理堅いとか、もうこういう面は私にはまったくなくってですねえ。(苦笑)食べることに興味がないし、自分勝手だし。もうこれはこれで個性として受け入れましょう(逃w)

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