スポーツの神様・白峯神宮

白峯神宮 神社巡り
スポンサーリンク

晴明神社から近く、旧官幣大社という格のある神社さんでしたので参拝させていただきました。

拝殿から本殿を見る
スポンサーリンク

アクセス

所在地 京都府京都市上京区飛鳥井町261
 TEL 075-441-3810
【市バス】堀川今出川下車すぐ

参拝時間 8:00~17:00
 授与所 8:00~16:30

御朱印は書き置きで初穂料500円です

参拝所要時間

約15分

見どころが多くありますので、境内はそれほど大きくありませんが時間はかかります

御祭神

崇徳天皇(1119-1164)・・平安時代末期ごろの第75代天皇。1156年の保元の乱にて敗れ讃岐に配流される
淳仁天皇(733-765)・・奈良時代第47代天皇。当時の権力者、藤原仲麻呂の後ろ盾を失い淡路に配流される

御由緒

幕末の混乱期、当時の天皇であった孝明天皇が讃岐に祀られている崇徳天皇の御霊を慰め、この混乱を鎮めるため京都にお迎えされようとしましたが、かなわぬまま崩御されました。明治に入り、父帝の意志を継いだ明治天皇が、明治元年に社殿を造営し崇徳天皇の御神霊を迎え、続いて明治6年には淳仁天皇の御神霊をお迎えされました。この二柱を祀られることで、時代の波にのまれ図らずも京都から地方に流されてしまわれた無念をお慰めし、現世の安泰を願うという明治天皇の御心だったのだと思います。

社殿が造られた地は、和歌・蹴鞠の宗家「飛鳥井家」の邸宅地跡であったことから、当家の守護神を祀られ(精大明神「鞠の神様」=「球技の神様」=「スポーツの神様」ということで、サッカーをはじめとして各地からスポーツ関係者、学生の皆さんが目的の上達を願う場所となっています。

境内

本殿

ボールがお供えされています

参拝の仕方も珍しく、お賽銭入れの両端に金色の鞠の形をした鈴が置いてあり、お賽銭を入れた後この鈴を持ち上げて1、2回ほど振って鳴らすと、「良く鳴る」=「良く成る」ということで願いがかなうとされています。向かって右に軽い鈴、左に重い鈴が置いてありますが、振り方は同じです。振った後に、他神社さんのように正面を向いて2拝2拍手1拝です。

鞠鈴

地主社(じしゅしゃ)

地主社

精大明神白峯天神他三柱をお祀りされています。
精大明神は「蹴鞠の神様」として飛鳥井家邸内にお祀りされてきました。それを白峯神宮が引き継いだ形で球技をはじめスポーツ全般の守護神として崇敬されています。白峯天神は学業成就の神様で、蹴鞠はボールを落とさないようにする球技のことから、学力を落とさない試験に落ちないなど縁起が良いとされています。

伴緒社(とものおしゃ)

伴緒社

弓の名手であった源為義・源為朝を祀られていることから、武道の神様として崇敬されています

潜龍社(せんりゅうしゃ)

潜龍社

御祭神は潜龍大神(龍神様)で昭和30年11月23日、御火焚祭の斎行中、火の中から出現された龍神様をお祀りした社です。潜龍大神は家系にまつわる諸々の悪縁を水に流し「良縁」を成し寿福長命の神様として崇敬されています。

笑い龍

笑い龍「笑いは、心の常備薬」を表現した石像です。水はかけないように撫でてご利益を頂いてくださいとのことです。このご時世だからこそより「笑い」は各々に必要ですね。

小賀玉(おがたま)の木

手前は手水舎

樹齢約800年。飛鳥井家の邸宅があった頃に植えられたと見られます。オガタマノキは招霊(おきたま・神霊を招く)がなまったものという説もあり、神社の境内によく植えられる木ですが、この木が京都市最大の木で京都市指定天然記念物です。

参拝後記

スポーツの神様ということで、修学旅行シーズンの今なら普通学生の方々がいらっしゃってもおかしくないと思いますが、このご時世ゆえ境内はひっそりとしずまりかえり、参拝している間はほとんど人をみかけることがありませんでした。わたしはスポーツはほとんど関係ないので(笑)龍神様ですね。良い流れに乗ることができるよう、特にお参りさせていただきました。晴明神社とセットでお参りされたら良いと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました