1982.12.01 夜は気ままに「JULIE A面ベスト10」
11位~20位
さてここで「JULIEA面ベスト10」ベスト10から残念無念落ちてしまった11位から20位までをちょっと聴いてみたいと思います。
第11位は64票「サムライ」
第12位58票「危険なふたり」
第13位57票「麗人」
第14位52票「あなたへの愛」
第15位49票「さよならをいう気もない」
第16位46票「ダーリング」
第17位は43票「TOKIO」
第18位40票「カサブランカダンディ」
第19位は37票「ヤマトより愛をこめて」
第20位31票「白い部屋」
第15位に「さよならをいう気もない」これが入っておりますけども、これはまああの「勝手にしやがれ」を出す前の曲なんですね。
謹慎明けの2曲目(笑)でございましてね、このあたりから私何と申しますか、度胸がつきましたね。
この時にタンクトップみたいな女性の下着みたいなそういうの着てイヤリングなんかつけて、テレビにもそういう格好で出るようになったという曲でございますね。
そういう布石があってだんだん派手派手な沢田研二ができ上っていったということでございますね。
この「さよならをいう気もない」だけですよ。ベスト10に入ってないの。
あんたはエライ、で買うてくれたあんたもエライ(笑)
第4位 コバルトの季節の中で
それでは第4位の発表でございます。リクエストはその他全部で168票を集めました
「コバルトの季節の中で」
第3位 勝手にしやがれ
いよいよ第3位の発表でございます。その他全部で190票を獲得いたしました
「勝手にしやがれ」
第2位 時の過ぎゆくままに
それでは第2位の発表でございます。「時の過ぎゆくままに」
ここのところへきまして名曲が出てまいりましたけれども、「コバルトの季節の中で」これが4位ってのは予想外でございましたね。まあひょっとしてベスト10の中に入るかなとは思っておりましたが、こんなに上位に食い込むとは大健闘でございますね。
まぁしかし今年はちょっと全体に秋になってからもあったかい日が続いたりなんかしてやっと今秋という感じでね、ちょうどこの曲が合うのかなとそんなこと思ってたりなんかしてたんですけども。
まあとにかく「勝手にしやがれ」「時の過ぎゆくままに」というのは、順当なところではなかろうかと思いますが、しかしながらこうなると1位はなんでござんしょうね?
今週のテーマはA面ということでね、まあしかしA面を選ぶっていうのもね、本当に難しい作業なんですよね。
でわりとここんところなんちゅうんですかこう「シングルだから」というような、いわゆる「大衆にウけなければいけない」ということでもって、ある種のこう迎合といいますか、そういうものがとんとなくなってきまして、どんどんどんどん突っ走れと。真新しいのがいいんだというような、沢田研二のA面に関しては。
だから「こんなのがそんなに大衆に受け入れられるのか」というようなね、ここのところなんか今の「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」みたいなああいうサウンドがやっぱり大衆の中にこうすんなり入っていくっていうのはすごいことだと言ってくれた評論家の人たちもいたぐらいで、やっぱりなんちゅうんですか大ヒットするような曲をみますと、いわゆるこうサウンド的には新しいけど売れないみたいな逆にねそういうのがあるでしょ。
あみんの「待つわ」にしても別に新しさとかっていうものはないんだけども、歌詞の中には”女心のあんたが振られるまで待つわ”というような引っかかるようなところがあるわけで、あれは歌詞で売れたんじゃないかと思ったりも僕は分析してるんですが。
とにかく僕の場合はサウンド面。バンドを従えてのそういうサウンド面のこともあったりなんかして、必ず大きなヒットになるって言うのは、過去に例えばレコードの売上が一等賞になったというのはね「危険なふたり」それから「追憶」「時の過ぎゆくままに」「勝手にしやがれ」「カサブランカダンディ」こういう具合に、この一等賞になった中では、重なったパターンっていうのがないわけね。
だからもう独自のパターン、5つもパターンってあるもんかと、それからこの5つ以外のものでヒットを出さなきゃいけないということでずっとやっとるわけだよね。
でもしかしね、本当に最近はヒットを生むというのは痛みを感じますなあ。
そんなことでございまして、まあしかしながら何度も何度も言うようでございますけれども、これだけヒット曲があるっていうのは本当に嬉しいことがございますね。
それでここで一曲聴いていただきたい曲があるんですけども、ソロになってからの最初のヒットなんですよ。それでレコード大賞のほうでもね、昔は歌唱賞というのに5人選ばれたんですよ。その中から最優秀歌唱賞というのが選ばれていたんですけども、今は金賞の10人になってね、値打ちがだいぶ薄まったっていう感じがするんです。
まあそんなことではじめての歌唱賞受賞曲でもございました。「許されない愛」これを聴いてください。
これは1972年、はじめてロンドンへ行きまして、ロンドンで録音して、LPの中に入っていた曲なんですけれども、周りの常識に正論を押してる人たちの反対を押し切って出したら当たったと(笑)
いうやつなんですね。
僕はやっぱり結局は冒険をしないといかんということなんやね。
最後までそう思っております。
(この発言から40年近くたっても、変わらないジュリーはエライw)
さて、残る1曲はなんでございましょうか?大好きなのにかかってないというあの曲でございますよ。
第1位 ス・ト・リ・ッ・パー
いよいよ第1位の発表でございます。全部で253通を獲得いたしました「ス・ト・リ・ッ・パー」が第1位です。
というわけでございまして、第1位、一等賞は「ス・ト・リ・ッ・パー」ということでございましてね。自分で作った曲でございますからね、嬉しいんですが。
何が1位だったのかなっていろいろ分析しとるんですけどね、わりと最近であるということとEXOTICSとの最初の仕事でもあったし。それからまた、テレビなんかの出方が結構派手にあの巻物が、ヒラヒラ巻物が印象的でもあっただろうしといういろんなことが考えられるわけでございますけれども、
EXOTICSのファンの人たちも入っている(笑)そういう分析もしておりますね。
そういうわけでございまして、A面第1位は「ス・ト・リ・ッ・パー」ということでございました。
今もしベスト10されるとすれば、「ス・ト・リ・ッ・パー」第1位はないだろうなあ😅
そして微塵も触れなかった「君をのせて」は確実に入るだろうなあなんて思いながら(笑)
ジュリーも当時はまだ「君をのせて」はそんなに好きな曲ではなかったかしらん。
大衆が選ぶ・・・じゃなくて、純粋にファンが選ぶベスト10が知りたいものです。
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