嵯峨の竹林の中で御守る天照様~野宮(ののみや)神社~

神社巡り
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2020年3月6日、嵐山周辺の神社巡りをしようということでおとずれました。

静かな嵐山

ちょうど世界的な病気が蔓延しているということで、8時半頃に到着しましたがこのあたりも静か、少ない人出も大勢が日本人で、たまに外国の方がいる感じ。20代から京都に行ったり住んだりした身としてはなんだか懐かしい感じがしました。

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アクセス

【京福嵐山駅より】徒歩約7分
【JR嵯峨嵐山駅より】徒歩約10分
【バス 野の宮バス停より】徒歩約4分

所在地 〒616-8393 京都府京都市右京区嵯峨野宮ノ元町1
TEL  075-871-1972

 
ここを左折して竹林の間を通り抜けます
鳥居をくぐると正面が本殿です

御由緒

平安時代の斎王(天皇の代理で伊勢神宮にお仕えする女性)が伊勢下向に備えて潔斎(けっさい・身を清める)生活をした野宮(ののみや)の一つです。斎王に任命されると一年間宮中に入って身を清め、そのあと浄野に造られた仮宮(野宮)で一年間ほど潔斎生活を送ります。平安時代の野宮は主に嵯峨野一帯に設けられ、建物は天皇が変わるごとに造り替えられました。南北朝の戦乱でこの制度は廃絶しましたが、ここはその後神社として後世に残されています。

御祭神

御本殿

野宮大神(天照大神)・・・御本殿中央
ここでは健康とちえさづけの神様としてお祀りされています。

摂末社の神様

愛宕大神・・・御本殿右側
防火・勝運の神様

白峰弁財天・・・御本殿左側
財運・芸能の神様

白福稲荷大明神
子宝・安産・商売繁盛の神様

白福稲荷大明神


大山弁財天
交通安全・財運向上の神様

大山弁財天

野宮大黒天
えんむすびの神様として祀られ、横にある神石(お亀石)をさすると願い事が達成されるといわれます。この境内で一番の人気スポットですね。

野宮大黒天と神石

黒木鳥居、小柴垣

野宮神社の鳥居は黒木鳥居と呼ばれ、クヌギの木の皮を剥かないまま使用する日本最古の鳥居の様式です。

小柴垣はクロモジの木を使用しており、天皇陛下の御即位の際の「大嘗祭」において建てられたものも黒木鳥居と小柴垣で囲まれています。

当時の野宮は、黒木の鳥居が用いられ、小柴垣が外を囲んでいたと伝えられています。(『源氏物語』「賢木」巻より)


現在の鳥居は永く持たせるため加工されています

授与所・御朱印・参拝所要時間

たくさん御守りが並んでいますね

授与所(社務所)は9:00~17:00です。初穂料300円
参拝したのがちょうど9:00少し前でしたので、御守が並べられるところを見届けさせてもらいました。御朱印の際には「印だけですが」と念入りされました(筆書き部がないということですね)

野宮神社御朱印
御朱印帳にご由緒書がはさんでありました



境内は広くないので、5分~10分あれば十分お参り可能です。

参拝を終えて

この神社も当然人は少なく、私が参拝させていただいている間の人の出入りはご夫婦二人づれくらいで、ゆっくり参拝させていただきました。本殿で参拝した時、曇りがちだった空からちょうど日が射し込み背中に当たった感触を覚え、アマテラス様だと感謝。
ただ、例のごとく敢えて勉強不足だったので、人気スポットですねと書きながら神石を見事にスルーしてしまいました(^-^;(写真は偶然に撮ったものです)石に願いを届けさせてもらう行為はこの後の神社さんでさせていただきましたのでよしとしましょう。

苔の庭園がきれいでした

公式サイト

野宮神社

良縁、子宝、学問の神様 野宮神社 ── 源氏物語の宮 ──

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