熊野大社参拝を終え、このまま空港に行くにも時間がありましたので、予定していなかったのですが、この出雲の旅の〆の神社として八重垣神社に参拝させていただきました。
アクセス
松江市内なので、駅からバスで約20分と比較的立ち寄りやすい場所にあります。
私は熊野大社から行きましたので、車で20分弱の距離でした。
駐車場は3箇所あるので、通常なら止めるのに困ることはありません。
所在地 島根県松江市佐草町227
TEL 0852-21-1148
参拝所要時間
約30分
飛行機の時間がありましたので、若干急ぎ目に歩きました。ゆっくりと観て回るのでしたら40分程でしょう。
御祭神
稲田姫命(イナタヒメノミコト)
大己貴命(オオナムチノミコト)(大国主命)
青幡佐久佐日古命(アオハタサクサヒコノミコト)(佐草宮司先祖神)
スサノオ様と稲田姫はヤマタノオロチを退治後、正式に「結婚」というものを初めて成された、この出雲の地の縁結びの大親神様です。
『八重垣』とは
高天原から出雲の菱の川上に降り立ったスサノオ様は、老夫婦(稲田姫の両親)と稲田姫が泣いているのを見て、事情を聞くと、この地に年に一度、八つの頭と八つの尾を持つ巨大な怪物・八岐大蛇(ヤマタノオロチ)がやってきて、娘たちを一人ずつ食べていってしまった。あとはこの稲田姫しか残っておらず、間もなくその怪物がやってくるという。そこでスサノオ様はヤマタノオロチを退治する代わりに、稲田姫を妻にしたいと条件を出し、快諾を得ます。
そこで退治するにあたり、稲田姫を隠された場所が、この境内の佐久佐女の森でスサノオ様はここの大杉を中心に『八重垣』を作られ御隠しになられたのです。
『八重垣』とは稲田姫を御隠しになられた「八つの垣根」のことです。
「八雲立つ出雲八重垣妻込みに八重垣造る其の八重垣を」
ヤマタノオロチ退治後、スサノオ様が詠まれた妻をめとった喜びの歌の中の「八重垣」をとって「八重垣の宮」、今の八重垣神社となっています。
八重垣神社御朱印
お電話がつながるのが9時~17時ですので、御朱印もいただける時間もほぼ同時刻だと思われます。拝殿横に社務所がありますが、こちらは番号札を渡され一度預かってもらう形です。
ですのでこの間に鏡の池に行かれたら良いですね。
鏡の池の縁結び占い
八重垣神社に行かれたら、まずは拝殿にて本殿へ参拝、神様へご挨拶してから右横にある神札授与所に行き、占い用紙をいただきましょう。三宝の上に用紙が重なって置いてあり、重石をはずして一番上の一枚を取り、傍の箱に100円を納めます。
そしてその頂いた紙を持って佐久佐女の森内の鏡の池に行きます。
池に占い用紙を浮かべますが、柵がないので落ちないように気を付けましょう💦
(人は落ちなくても持ち物を落とされる方はやはりいらっしゃるようです)
初めに紙だけを浮かせてしばらくしてから硬貨を紙の上にのせます。
私は10円硬貨を紙の上にのせました。
早く沈めばご縁が早く、遅いと縁が遅いといわれます。また浮かべたところから近くで沈むと身近な人、遠くで沈むと遠方の人とご縁があるそうです。
う~ん字は薄くて見えないまま、目の前で結構早めに沈んでしまったので(^-^;
近くに身近な人のご縁があるということかしらん・・・
ということより、この出雲の神様をめぐる旅行の締めくくりの地として感謝とこれからの意気込みを願いました。
参拝を終えて
熊野大社はほとんど参拝者が居られなかったのに対し、八重垣神社は平日にもかかわらずたくさんの人々が参拝に訪れていました。縁結びの大神様ということもあり、若い方々が目立ちましたね。そういうこともあってか、境内は華やかな空気がただよっているなと感じました。そういう空気の中にスサノオ様と稲田姫様の温かい眼差しを感じる、そういうイメージでしょうか。小さいながらも良い空気の神社さんだと思いましたし、最後に立ち寄る時間ができてよかったです。
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